将棋が強くなる人ならない人
藤井聡太さんや、国民栄誉賞を受賞した羽生善治さん、メディアに引っ張りだこの加藤一二三さんらの活躍で多いに注目を集めている「将棋」ですが、正直に言えば向き不向きというものがあると私は思っています。(あくまでもプレーヤーとしての話であり、いわゆる観る将棋ファンの話ではありません。)
そこで、どういう人が将棋に向いているのか、上達が早いのか、という事を私なりに考えてみました。
まず、多くの人が考える「年齢」「若さ」ですが、これはアマチュアにはあまり関係ないと私は思っています。
もちろん史上最年少プロなんかを目指すなら早く始める方が良いに決まっていますが、そうでなければいつから始めても遅い事はないでしょう。
実際、大人になってから将棋に熱中するようになり、強くなった人を私は大勢知っています。
要は何事も、主体的にやろうとする気持ち、向上心を持ち、正しいやり方で努力する事が大事という事でしょう。
他に挙げるとすれば、素直になんでも受け入れ、挑戦してみる事でしょうか。
将棋の入門書や初級者向けテキストには戦いを有利に進めるテクニック(いわゆる手筋)や戦法、玉の囲い、等々が紹介が紹介されています。
また、将棋教室に行けば、講師の方からそれらを伝授される事もあるでしょう。
将棋を強くなりたいと思う初心者は、まずは意味がわからなくともそれらをどんどん実戦で試して下さい。
きっと最初は上手く行かないと思いますが、どこがまずかったのかを自分なりに考えて、わからなければ他人にアドバイスを求めても良いので、反省して何度でも試してみて下さい。
勉強→実戦→失敗→修正→実戦…といった流れを続けていれば、遅かれ早かれ必ず上達するはずです。
もし、この作業がただただ辛い、面倒臭い、そう思ってしまうのなら、残念ながらあまり将棋には向いていないのかも知れません。
将棋が好きな人、強くなりたい人であれば、この一連の作業に楽しさを感じるはずです。(特に初級のうちは )
学んだ事を実戦で試さない、あるいは一度だけ試してすぐに辞めてしまう、というのもまずいです。
ある程度強くなれば自分流の戦い方を編み出せるかも知れませんが、それまでは先人達が編み出した戦法、定跡に沿って戦うのが賢明でしょう。
強い人の戦い方から学ぶ、アドバイスを素直に聞き入れる、という事が最初は大事なのではないでしょうか。(ある程度強くなったら自分のポリシーみたいなのがあっても良いでしょうが)
今は良い入門書もたくさんあるので、書店で立ち読みして比較検討しても良いでしょう。
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これから将棋を始めようと思う人達に素敵な将棋ライフが訪れる事を願います。