三浦さんの新刊と、野球観戦の時の話
先日、京急百貨店内の八重洲ブックセンター内で行われた、三浦大輔さんの新刊「踏み出せば何かが変わる」のサイン本手渡し&握手会に参加しました。
目当てはもちろんサインと握手であって、本はそこまで欲しかった訳ではないのですが、折角なので読んでみました。(ちなみに普段の私は漫画と実用書の類以外の本はほとんど読みません。更に実を言うと熱心な野球ファンでもないのでその点ご了承下さい)
そこで、本を読んで感じた私なりの感想や解釈を簡潔にまとめると共に、私のベイスターズに関する思い出話をちょっとしようかと思います。
本の中で三浦さんは「豪速球も鋭い変化球もない自分でもプロの世界でやっていく事が出来た」「努力や練習は嫌いだが、負ける悔しさの方が大きいし嫌だ」というような主旨の話をされていました。
前者はつまり、アプローチの仕方、やり方次第で目標は達成できる、ライバルとの差を埋める事が出来る、という事だと解釈しました。
例えば三浦さんの場合は、豪速球や必殺の決め球がない代わりに、コントロールや怪我に強い体、豊富なスタミナ、ベテランになっても衰えない向上心という武器がありました。
それで結果的に斉藤和己さんや川上憲伸さんらの最多勝や沢村賞経験者より長く野球を続ける事が出来ました。
努力の仕方次第でなんとかなる、という事自体はありきたりな考えかも知れませんが、実際にそれを実行して成功を収めた人の言葉にはリアリティーと重みがありますね。
後者の言葉については、もう「すごいわかる、激しく同意‼」って感じですね。
私も努力が大嫌いで、出来れば一生楽して遊んで暮らしたい、と思っています。
でも、それでは手に入らない、どうしても欲しいものがあって、自分なりの努力(と言えるかも怪しいが…)をしています。
勝負事においても練習や準備は嫌いですが、負ける事の方がずっと嫌だと思っていますし、努力した者にしか見えない世界があるのを私も少しだけ知っています。
この本には特別目新しい事や目から鱗の新感覚とかそんなものはありません。
しかし、当たり前の事を愚直に続けて実際に結果を出した人の言葉は、どんな新しい考えや名言風の言葉より価値があるのではないか、と思いました。
購入して読むのが一番だとは思いますが、レンタルや立ち読みでも良いので皆様も一読されてはいかがでしょうか。
番外編 ベイスターズの試合観戦の思い出
上記の本の中で、中畑さんが監督に就任した2012年以降チームは変わり始めた、というような一文がありました。私も本当にそう思います。
更にここ数年は、即戦力級の新人選手が続々と入団し、急激にレベルアップしたように感じます。
そんな新人選手に関する話を少しします。
私が以前に横浜スタジアムで試合を観ていた時に、当時新人だった山崎康晃投手が登板しましたが、その試合は少し打たれてしまいました。
その時近くにいた野球場に居がちなおじさんは「山崎なんて駄目だな」みたいな事を言っていました。
私は「山崎投手は良い投手ですよ、一回見ただけでそんな事言わないで下さい」と言ってやりたかったです。
私は山崎投手の大学時代のピッチング映像を見ていたので、良い投手だというのはある程度わかっていました。
今では、山崎投手にそんな事を言う人はまずいないですよね。
一回きりで判断しない、長い目で見るという事は当たり前のようで、難しい事なのかも知れませんね。
では、長くなったのでここでおしまいです。